⁦E.⁩ ディスクからの復元とディスクの管理

プログラムを使わないディスクの読み取り

目的

Sigelith Backup がないとき(別のコンピューター、別の OS、何年も後など)に使います。ディスクはそれだけで完結していて、必要なものはすべてディスクに入っています。

始める前に

  • ディスクのメインフォルダーにある README.txt を開きます。ポーランド語、英語、ドイツ語で書かれていて、まさにこのディスク用のコマンドが載っています。このガイドはその要約にすぎません。
  • ディスク(UDF ファイルシステム)は Windows、macOS、Linux で読み取れます。

手順

ファイルを読み取る

  • 暗号化されていないディスク:ファイルは「data」フォルダーに、バックアップと同じ構成で入っています。コピーするだけです。
  • 暗号化ディスク(拡張子が「.age」のファイル):ディスクカードのパスワードと、ディスクの「tools/age」フォルダーにある age プログラムが必要です。まずパスワードでディスクの鍵(DISC-KEY.age ファイル)を復号し、次にその鍵でファイルを復号します。コマンドは README の 1 番にあります。復号が終わったら鍵のファイルを削除してください。鍵を持っている人は、パスワードなしでディスクを読めてしまいます。
  • .tar アーカイブ(LONG-PATHS.tar など)は、Windows 10 以降、macOS、Linux に組み込まれている tar -xf コマンドで展開できます。
  • 分割されたファイル(.001、.002…)は、Windows では copy /b、macOS と Linux では cat コマンドで結合できます。README に、ファイルごとのコマンドがそのまま載っています。

ファイルが無傷か確認する

ディスクのメインフォルダーで次を実行します。

  • Linux:sha256sum -c SHA256SUMS
  • macOS:shasum -a 256 -c SHA256SUMS
  • Windows:README の 2 番にある PowerShell のコマンド。

Linux と macOS は、各ファイルの横に「OK」と表示します。Windows はエラーのあるファイルだけを表示するので、何も表示されなければすべて無傷です。

破損したファイルの修復

  1. ディスク全体を、ドライブ上の短いパスのフォルダー(例:C:\P)にコピーします。読み取れないファイルはコピーしません。修復データがそのファイルを再現します。
  2. 「tools/par2」フォルダーの par2 プログラムで、README の 3 番にあるコマンドを使って修復を実行します。
  3. もう一度チェックサムを確認します。
  4. 修復したファイルを新しいディスクに書き込みます。

par2 プログラムは、自分自身のファイルは修復しません。修復の後、エラーが出るのが「par2」フォルダーのファイルだけなら、あなたのファイルは無傷です。

Sigelith の封印

封印とファイルの証明は「seal」フォルダーにあります。Sigelith Desktop か sigelith.org/proof/ のページで確認できます。README の封印の項に、どのファイルが何かが書かれています。

表示される内容

ディスクからコピーしたあなたのファイル。確認では、エラーが表示されない(Windows)か、各ファイルの横に「OK」と表示されます(Linux、macOS)。

次のステップ

ディスクが傷み始めたら、まだ読み取れるうちに内容を新しいディスクに書き込みます。

うまくいかないとき

  • 損傷が多すぎる: 修復データで再現できるのはディスクの一部だけで、既定ではデータの 15% までです。読み取れるものを読み取り、残りのファイルはほかのバックアップから復旧します。
  • Linux で、名前がとても長いファイルを保存できない: Linux では 255 バイトを超える名前は保存できません(日本語の文字は 1 文字で 3 バイトです)。そのようなファイルは Windows で展開します。
  • 暗号化ディスクのパスワードがない: 「バックアップまたはディスクのパスワードを忘れた」を参照してください。